ブランドコンセプトBRAND CONCEPT
日々の傍に「間」を奏でる。
室町時代、千利休によって「茶の湯」文化が完成され、数寄屋建築に北山杉が用いられてきました。そして、和の空間において、主に茶道、華道、書道を通じて、日本の「文化」「こころ」をつくってきました。しかしながら、戦後の経済成長を背景にその価値観は薄れ、日本人の中で何かが失われつつあると多く人が気付きはじめました。
令和の時代となり、今こそ自身の精神に「凛」とした柱をもち、日々の傍らに北山杉のある空間を取り入れ、“技”そして“間”と“趣”を大切にする。そんな新たなライフスタイルをフェルマータ(FERMARTA)はご提案します。
日本人の中に宿る「間」の美学
日本の建築文化として長さ、広さ、両方を表す間。
空間の中の間、人と人の間、間のコントロールを心に宿す。
日本人の生活に根付く
「移ろい」と「趣き」
自然との共生、変化を楽しむ豊かさ、自己表現としてのおもてなし。
四季や時刻の移ろいを愛でる。
日本人が大切にしてきた
自然(素材)と人工(技)の融合
北山杉の素材力を活かし、実用性と展開性を生み出す「技」と「異素材」との融合。
貫・斗・楔・束・棚・肘・縄。伝統を取り入れ、体感する。
ロゴマークとネーミングに込めた想い
漢字の[北][山]の成り立ちを紐解き、それぞれの大本のカタチと[丸太]の断面形状、チームとして発信したい思いや志を抽象化して組み合わせたシンボルマーク。[北]という漢字は[人]が組み合わされて成り立った漢字であり、人が山に集い、心を一つにして、しっかりと根ざした一本の幹を立てるというイメージを基本造形に込めました。
ネーミングの[フェルマータ]は、イタリア語で停止を表し、音楽用語で音符や休符の[延長]を意味します。目まぐるしく変わる現代社会の中で、あえて一旦立ち止まって本質を再発見し発信していくという思いを込めています。本来のスペル「FERMATA」に対して、“再生”や“輪廻転生”の意味として「R」を加え、単語として真ん中に“MA(間)”がある構図で「FERMARTA」という造語としました。シンボルマークにも音楽記号フェルマータの造形要素を付加しています。